ボディトラックが提供するデータ
BodiTrakは重心配分の状況をリアルタイムに測定、記録します。 取得された情報は動画によって記録、保存もできます。
スタンス幅(Stance)
両方の足の幅を示します。各足の重心点の距離となります。"Initial"とはアドレス時のもので、 "Current"とは、スイング中の変化する動的な距離となります。
重心移動の速度(CoP Velocity)
重心の移動速度を秒速cmで表示します。白のラインは打球方向、オレンジは爪先とかかと側との前後方向です。この数字はスイング中のゴルファーのエネルギーの伝達がいかに行われているか知る手がかりとなります。グラフ(CoP Velocity)は、その重心移動の時間的な変化を表示しています。
最高速度(Peak CoP Velocity)
右上の数字は重心移動速度の最高を示しています。(白とオレンジは打球方向と体の前後方向の動きを表示しています。 ) この最高速度は、通常インパクト時(右下のグラフでは白の縦線にて表示)の0.2~0.4秒前に計測されます(Release Factor )。 *最高速度があまりにも速い時点で計測されている時は、スイング中に"スライド"運動があると言われます。反対に、遅い時には"逆ピボット"(明治の大砲)があると言われます。
リリースファクター(Release Factor)
リリースファクターとはBodiTrakによって生み出された新しい指標です。
これは、"切り返しで(左サイドへの)体重移動速度が最大になったポイント" と "インパクト"(マイクによって感知されます)の間の時間差 をいいます。
一般的にはこの指標は 200-300ミリ秒(0.2秒)程度が目安となります。
この間隔が近すぎるとタメのすくない、手と体の分離が十分にできていない可能性があり体がつまって手打ちになるなどの状況が想定されます。またこれが大きすぎると、左サイドへのスウェイなどによる振り遅れの可能性が想定されます。
また、一般的にこの指標が大きいひとは、シャフト先端のしなりが大きい方がいいでしょうし、逆の場合はそれが小さい方がよりスイングにフィットするということも考えられます。