安定したショットのチェックポイント ("左右の足への荷重")
FRAME | SWING STAGE | PRESSURE DISTRIBUTION % |
---|---|---|
Frame 1 | アドレス | 前足:後足 50:50 |
Frame 2 | テークバック/バックスイングの初期 (後ろ側の手が地面に水平になる時) |
前足:後足 40:60 |
Frame 3 | トップ直前 (手の位置が一番高い位置に来る直前) |
前足:後足 20:80 |
Frame 4 | トップ直後 (重心が前足に動き始める時) |
前足:後足 50:50 |
Frame 5 | ダウンスイング (前側の腕が地面に水平になる時) |
前足:後足 80:20 |
Frame 6 | シャフトが地面と水平になる時 | 前足:後足 75:25 |
Frame 7 | インパクト時 | 前足:75%以上 |
Frame 8 | フィニッシュ | 前足:80%以上 |
注: それぞれのゴルファーがこの表とは少し異なる数値やスタイルを持っていることがあり、この表は標準的なプロゴルファーのドライバーでのショットの例をあげました。
ゴルフスイングにかける時間
平均は1.30秒といわれております。上記の表のFrame 1からFrame 5にかけて91%の時間を要しています。残りの 9% は前側の腕が水平になってからスイングの終了までです。
参考:ドローとフェードにみる重心の動き
ボディトラックを使用すると、ドロープレーヤーは重心の軌跡がスイング中に、後ろ足のかかと側から前足の爪先側に移動していることが解ります。反対に、フェードプレーヤーは後ろ足の爪先から前足のかかと側に斜めに動いています。これは、スイングパスがアウトサイドインであることの特徴です。
ボディトラックからの何千ものスイングデータを分析してみると、7種のタイプがあることがわかりました。
1.分散型
●テークバックで後ろ足荷重になれずに、パワーが伝わらない
●前足へのシフトが充分でない
●フィニッシュで前足に荷重していない
2.略式型
●バックスイングで後ろ足に重心が移動しない
●地面との接点を有効に使っていないために、運動が無駄になっている
3.打球方向直線型
●PGAツアープレーヤーの多くがこの型である
●地面への接点をもっとも有効に使用し、運動に無駄が無い
●インパクト直前に"brake effect"という逆方向への移動が見られるときもある
4.釣針型
●後ろ足への体重移動は正しい
●多くが 'over the top'型のスイングをしてしまい、ダウンスイング時は爪先への重心移動が見られるのが多い
5.パワー型
●ドラコンゴルファーなどのパワーヒッター型
●"brake effect"がインパクト直前に見られ、パワーへの動作が加えられている
●アイアンショットには適さない
6.パワーZ型
●パワー型に近いが、ダウンスイング時にかかと側から爪先側への荷重シフトが見られる
7.Heel to Toe Trace
●運動能力の優れたゴルファーに見られる
●スイングで前足の爪先へのシフトがある
●手と体のタイミング合わせが難しく、安定したショットが得られない
ompensate to hit the ball consistently
デレク・イングラム
BSC, PGA of Canada
Golf Canada's National Men's Team Coach
ボディトラックは今まで私がゴルフコーチとして衝動買いをしてしまった商品のひとつです。それまで、ゴルフスイングの大切な地面との接点から生み出されるエネルギーの大きな興味を持ってきました。そのために、多くの商品を長年にわたり見てきましたが、ボディトラックほど効果的、ポータブル、そして使い易いというものがありませんでした。これこそ、私の探していたものです。
重心移動トレーニング、測定、テストは、今後のゴルフのインストラクションの最も重要なファクターだと思います。そして、ボディトラックはクラブのアタックアングルやスイングパスの強制に大きく役立つでしょう。私は未来の技術を手に入れました。
重心移動の概念を使用したボディトラックの長所をいくつかあげてみます。
●距離を飛ばすゴルファーのトレースのパターンを理解し、そのパターンをトレーニングで学ぶ
●方向が良く距離が正確なアイアンショットをするプレーヤーのパターンを学び、生徒に適用する
●そして、もっとも大切なことは、いかにしてこのドライバーショットとアイアンショットの差を有効に学ぶこと
ボディトラックはまた、ゴルファーが練習を通じていかに有効に両足と地面との接点を利用すべきかを教えてくれる器具であり、そこで学んだ技術が個人のレベルを上げていくことを望んでいます。
クリス・フォーリ
PGA USA Junior National Team Coach
私は、ボディトラックを使用した2年間にわたるジュニアへのコーチングの経験を紹介します。 あるジュニアゴルファーがいつもアドレスが上手にできず不安定(かかとへの重心の偏り)であり、バックスイングで後ろ足を軸足として回転することができないでいました。しかし、ボディトラックから出たデータがかかと爪先の荷重分配が70/30であり、トップで後ろ足への荷重が47%でしかなかったことが解って、そこを修正して見事に正常なスイングができるようになりました。
この少年はわずか数時間でスイングを修正し、その後、ゴルフを楽しんでプレーしています。